にがにがさんと、東京に遊びに行ってきました。
そもそもはわたくしが「少し先の楽しみな話がしたいなー」と言い出して、「例えばどこかに一緒に出掛けるだとか」みたいな話になったのがきっかけ。
にがにがさんが「ずっと行ってみたかったところがあって」と教えてくれたのが、インターメディアテクでした。東京駅すぐそばの、無料で入れる博物館です。
こちらの紹介記事がとても分かりやすいので、行ってみようと思われる方は参考にされるとよろしいと思います。わたくしのブログには、のろけとはしゃぎしかないです。
「少し先」と言ったのもあって、当初は次のお仕事が始まって、落ち着いてからのつもりでいました。しかし、考えてみればわたくしが一番時間を取りやすいのは今月中。休職(自宅療養)中だけど、しんどかった仕事のことを意識の外に置くためであれば、外出も立派な「休み」だろうということでね。
相談してみたら、にがにがさんも「じゃあ天気も悪くないし今週にでも」と快諾してくれて、今回のオフの運びとなりました。
実はオフというものに参加したことが(ほぼ)なかったため、ネットで知り合った人とサシで会うことに対する緊張だとか、TLでも作業VCでも散々仲良くしてるけど顔合わせてみたら全然合わん……みたいなことがあったらどうしようというビビリだとかでアワワワしながらの集合です。

八重洲の星を目印に集合。
この時点で、わたくしは自分が使ってきた路線から八重洲の星まで行くのに迷子になりました。
にがにがさんはわたくしからの「東京駅から星まで道路渡らなきゃいけないし、改札前で待ってますわよ」という連絡を見落として先に星まで行ってしまうし。
集合時点からわちゃわちゃしていたけれど、そのおかげで緊張が解れたかなと思います。
星は屋外に置かれているのにピカピカに磨き上げられていて、とてもきれいだし大きかったです。尿路結石とか言ってごめんな……でももう尿路結石としか思えないんだ……(ミス廃のえび)
インターメディアテクに行ってから、マルゼンカフェでごはんを食べよう、とルートを決めて、二人でゆっくり歩きます。お互いそれほど速足で歩くわけではないので、都会の人波に揉まれると大変なのですが、インターメディアテクまでの道はそれほど強烈な混雑はしていなくて助かりました。
インターメディアテクはKITTEという日本郵便の所有するビルのなかにあります。
ビルの外観、写真撮ってくればよかった……。1階に千疋屋とかスタバとか入ってて、まあ周りのビル全部そうですけど上品で綺麗なビルでした。
エスカレーターで2階へ上がると、すぐインターメディアテクの入り口があります。
白衣に似た制服の受付の人が展示場でのルールや荷物置き場のことを説明してくれたので、ロッカーに荷物を預けて展示を見に行きます。
博物館にしては本当に珍しいことだと思うのですが、ほぼすべての展示品について(個人利用の範囲で)写真撮影可。個人利用の範囲で、というのが悩ましいところですが、Xとか見ていると結構来館者さんが写真をアップしているし、公式さんもそれに好意的な反応をされているようです。無料で入れるうえに懐がめちゃくちゃ広い。すごい。
ここから先、動物標本や骨格標本などの写真が多く含まれます
まずは入り口のマチカネワニ。

でかい。説明不要。
「マチカネ」の名前は大阪にある「待兼山」で化石が発見されたことに由来するのだとか。これは化石のレプリカで、体長7mあるそうです。

尻尾の先が床近くまで伸びていて、上の写真で手を添えた高さは多分床から1m程度だったと思いますが、それで尻尾から伸びた背びれみたいな部分の骨がこんなに大きい。

この大きな体でデスロールとかするんかな……と思いましたが、細い口から「魚を食べていたのではないか」とされているそうです。なるほどなぁ。
この大きな体に対してお手々が小さくてとってもキュート。ワニにも肩甲骨(?)ってあるんだ……となぜか感慨深くなってしまいました。



ワニの横にある階段を上ると、鳥の剝製がずらっと並んでいました。ピッカピカに磨かれたガラスに自分が映り込んでしまっているため、お見せできない写真も多々あるのですが、生き生きとしたポーズで来館者を見下ろす鳥たち、すごかったですよ。ヒクイドリの雛とかも剥製がありました。雛であんなに大きいのか……。
鳥たちの横を抜けて3階の展示室を奥から見ていくと、レトロ趣味にはたまらない品物がたくさん並んでいました。

タイプライターとか、いっぺん触ってみたくなるじゃないですか。当然おさわり禁止なんですけど、ケースに入っているでもなく、ただそこに置かれています。展示物との距離が近い。
生薬や染料のコレクションなんかもあって、それぞれ当時の説明書きみたいなものと一緒に展示されているのですが、旧仮名遣いだったり漢字とカタカナだったりで、ものすごく時代を感じました。明治とか大正とか、本当にそれくらいの時期に人の手で書かれたんだなぁって。

綺麗な植物標本もありました。すっかり色が抜けて青白い透明な姿になっていますが、それがまたとても美しい。あとチョイスが最高。トリカブトとかベラドンナとか、毒草でテンション上がってしまう。

展示室の窓からは東京駅の外観も見ることができました。美しい。
古めかしい工具だったり、遺跡から出土したという工芸品や装飾品など、人類絡みの展示物をたくさん見て、2階へ下りました。こちらは動物の剥製や骨格標本がたくさんあって、今生きてはいないのに「いきもの」の密度が強くて迫力がありました。写真は撮ってこなかったけど、きらきら光る甲虫の標本や、つまようじより細い骨のネズミや蝙蝠の骨格標本、鳥よりでかい蛙の骨格標本なんかも興味深かったです。

なぜかよく吊るされているワニ(1)。
手前は確かダチョウの骨格標本です。胸のところ(胸骨?)こんな鎧みたいに広くてごつい骨が入ってるんだ……とびっくりしました。もう少し下から写せばよかった。

これはでっかいカニの標本。:また蟹の話してる:


これは吊るされていなかったワニ。コビトカイマンという1mくらいのワニです。
ワニのボディライン、とてもかわいくてすき。イワンさんの尻尾描くのにいいなと思って、尻尾周りめっちゃガン見してしまった。

これはワニのお向かいに展示されていたウニの標本。

これは岩塩の標本。赤系の岩塩は見たことあるけど、青いのは見たことがなかったのでびっくりしました。宝石みたい。


なぜか吊るされがちワニ(2)(3)。
随分上のほうに展示されているから最初は気付かなかったし、目線から遠いせいで小さく見えるけど多分2mくらいはあるのではないかと。やっぱり前足のところで細くなった胴がおなかのところでまるくふくれるの、かわいくて好き……。

目玉はミンククジラの骨格標本だったのですが、そっちは撮り忘れました。これはマッコウクジラの肋骨だそうです。肋骨一本で3mくらいあるのでは……?
成人男性が余裕で寝られるハンモックみたいなサイズ感です。でかい。
ミンククジラの骨格標本のそばにはオキゴンドウの骨格標本もありました。

一通り見て回って約2時間。にがにがさんが見てみたかった「ずらっと並ぶ動物標本」がここではなく上野の東京科学博物館だということが判明したところで、インターメディアテクをあとにしました。
基本的に詳細な説明などがあるわけではなく、個人が蒐集したものをランダムに展示されている感が強かったのですが、写真が撮れるおかげで気になったものをあとから調べたりもしやすい気がします。何度か通いたい。
東京駅が見える範囲で歩き回っていても、案外たくさん歩いています。この時点ですでにふたりとも足が痛くなっていたりしつつ、マルゼンカフェへ向かいます。目的は早矢仕ライス。
欲張りなので早矢仕とカレーどっちもついて、しかもたまごも乗ったオムハヤシカレーを食べてきました。カレーが結構からかったので、ふわとろたまごと早矢仕の甘さがより引き立つ。
にがにがさんはたまごがないのを頼んでいました。
で、二人そろってメインのごはん写真を撮り忘れました。おいしそうだったし、お腹すいてたし……。

デザートは忘れずに撮りました。わたくしがアップルパイ、にがにがさんが檸檬のシフォンケーキ。アップルパイはシナモンの香りが効いていて、シャキシャキ感を残したりんごの食感が大変美味でした。
檸檬のシフォンはな……すごいぞ……。一口分けていただいたのですけど、口に入れたら溶けてないなりました。一緒にお皿に乗っていた檸檬のジュレもおいしい。
お外でおいしいものを食べる機会がそれほどないというか、おしゃれな街のおしゃれなお店でごはんという経験があまりないので、おとなしいお姉さんのふりをしていましたが頭の中がお祭り騒ぎでした。デザートわけっこするような仲良しとお出かけっていうのがそもそも一大事ですし。
目が合うと照れ笑いしたりしながらたっぷりデザートまで堪能して、なに話そう……と言いながらぽつぽつお話していました。お店を出るころには慣れてきていたかな。
しばらくゆっくりしてから丸善ビルの地下へ下りて、文房具売り場を眺めに行きました。
ウン万、ウン十万みたいな万年筆の値段に恐れおののきつつ、向かったのは万年筆用のインクコーナーです。ラメが入っていたりしておしゃれなインクがたくさんあったのですが、その中で「これを買わなきゃきよみじゃないだろ」みたいなのを見つけてしまいました。

パイロットの色雫「朝顔」です。
青みがかった紫で、名前がこうでなくても惹かれていただろうなと思えるインク。
現状持っている万年筆が既存のインクで埋まっているうえ、ガラスペンがオダブツしているので、すぐには使うことができません。が、いずれ使うことができたら皆様にもお見せしたいと思います。綺麗だろうなぁ……。
そんなこんなで見たいと思っていた場所を制覇して、まだ名残惜しいからと10時近くまで喫茶店でお話して、創作の話が盛り上がったりして。
お昼過ぎから夜まで、たくさんたくさんにがにがさんと遊ぶことができました。
今回会おうというお話になったのが水曜日(お会いしたのは金曜日)で、2回目に会う予定が木曜日には決まっていたのがかなり面白いですけど、それもすでに楽しみだし。
いずれ上野も一緒に行こうねとか言ってるし。
帰ってきてから歩数を確認したら15000歩近く歩いていたし、足がぐでぐでで力尽きていましたけど、それでも翌日このブログを書いている今まで上機嫌を引きずっています。
本当に楽しい時間を過ごせました。