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クリスマスマーケット

「どうぞ、よい夜を」
 来店したときより随分と穏やかな顔をした「お客様」を見送ったイワンは、吹き抜けた冷たい風に首をすくめて店内へ戻ろうとした。くるり、踵を返しかけて、近くの角から出てきた人影に足を止める。
「……青海さん?」
「あら、ちょうどいいときに来れたみたいですわね」
 ことと、と靴の踵を鳴らして小走りに駆け寄ってきた青海は、ワンピースと、袖口や襟にファーの付いたコートで少々めかしこんでいるようだった。頬に血色を透かしたチークが、イワンと目を合わせるとふわり、滲むように濃くなる。
「レディ……あまりに眩しくて、もう一度昼が来たかと思ったよ。今日は一段ときれいだね」
「うふふ、そういっていただけると、頑張った甲斐がありますわね」
 イワンとともにドアをくぐりながら青海が言うには、クリスマスイブのこの日、夜には予定を空けて翌日も休みを取れるよう、調整に調整を重ねたらしい。
「大変だったんじゃないかい? 書き入れ時でしょ?」
「そりゃあ、もう。でもクリスマスはイブが本番みたいなところがあるから……当日の納品を希望される方、今年はいらっしゃらなくて助かりましたわ」
 代わりに今日は忙しかったですけど、とそれでも軽やかに笑う青海の頬を指の背で撫でて、イワンは眉を下げた。
「イワンさんに会いたくて頑張りましたのよ」
 ほめてくださる? と言うのに肩をすくめてイワンが両腕を広げると、青海はぱっと顔を輝かせて飛び込もうとしてから少しためらう。
「コックコートにお化粧がついてしまうかも」
「オレがまだ仕事をすると思うのかい?」
 片眉を上げて驚いたように言うイワンに微笑んで、青海はそっと彼の腕の中に収まった。胸板に手を添えるようにしてイワンを見上げると、背中へ回された大きな手の感触にふくふくと笑う。
「ね、イワンさん。わがままを言ってもよろしくて?」
「キミが望むことで、オレにできることならなんでも」
「……本当に?」
 妙に念を押す青海にイワンは首を傾げるが、「オレは嘘はつかないよ」とうなずいて見せた。
「……すこし、浮かれたことがしてみたくて。イワンさんといると、わたくしはずっと浮かれているかもしれないのですけど」
 おずおずと、しかし期待を込めた目でイワンを見つめて、青海は望みを口にする。
「クリスマスマーケットに、お誘いしたくて来ましたの。一緒にイルミネーションを見たくて」
「それは……外、だよね?」
「外ですわねぇ」
 困ったような顔をしたイワンに、しかし青海は動じない。
「今日は随分冷えるよ」
「ええ、でも風はそこまで強くありませんわ」
「……本当に行くのかい?」
「イワンさんがうなずいてくだされば」
 寒いからお嫌かもとは思ったのですけれど……と言いながら、彼が断わるとは思っていなそうな顔に、イワンは知らず笑いをこぼした。
「……少し、待っていてくれるかい? キミをエスコートするのに、ふさわしい格好というものがあるから」
「コックコートもとっても素敵ですわよ?」
「キッチンで火を使うための服なんだよ、コレ」
 シェフのオレをキミが気に入ってくれているのは嬉しいんだけどね? と言いつつ、イワンは慣れた手つきで青海からコートを脱がせ、クロークへしまう。青海もイワンの意図を察して、おとなしく席に着いた。
「紅茶でよかったかい?」
「ありがとうございます、ゆっくり待たせていただきますわね」
「そんなに長くは、待たせないよ」
 ゆるゆると会話をかわしながらも丁寧に淹れられた紅茶を前に、青海は着替えに行くイワンを見送る。ふわりと立ち上る湯気に頬を緩めて、鮮やかな水色(すいしょく)へ角砂糖ひとつ、ゆらゆらと崩れて溶けるのを見つめる。
「落ち着かなくちゃ。せっかくおめかししたのに、溶けてしまっては台無しですわ」
 くるりとティースプーンでかき混ぜて、すっかり砂糖を溶かし込んだ紅茶を一口飲むと、青海は静かに深呼吸をした。

 スーツに着替えて髪をセットしたイワンが戻ってくるなり、深呼吸の甲斐もなく「きゃあ」とかすかな悲鳴を上げた青海に、イワンはフフと笑った。
「キミ、本当にオレのこの格好に弱いね」
「勘違いなさらないで、わたくしはどんなイワンさんにも弱いですわよ」
「そうかい……?」
 首を傾げながら、イワンは青海に手を差し出す。ほんの一口残っていた紅茶を飲みきった青海がその手を取ると、ごく自然に立ち上がるのを助けて背に手を添えた。流れるようにクローク前まで来たところで、青海がはたと口を開く。
「ティーカップがそのままですわ」
「帰ってからでも……」
「茶渋が残ってしまってはコトですわよ」
 お店の大事な食器でしょう、と言いつつするりとイワンの腕の中から抜け出すと、青海はティーカップを持ってキッチンへ向かった。取り残されたイワンはしばしぽかんと立ち尽くし、それから眉を下げて少し笑った。早く行きたいのだろうし、茶渋が付いたとしても数時間程度のものならさほど苦も無く落とせる。それは青海もわかっているのだろうが、イワンが大事にしているものを、イワンと同じかそれ以上に大切に扱おうとしているのが見て取れて、どこかくすぐったいような心地で彼はクロークへ入り、自分のコートを着て青海のコートを取り出した。

「結局わたくしがお待たせしてしまって」
「いや、……ありがとう」
 イワンが広げたコートに袖を通した青海は、流れで後ろに回ったイワンにそのまま抱きしめられて首を傾げる。
「どうかなさいました?」
「……うん。今日、来てくれて……ありがとう」
「あら、わたくしはわがままを言いに来ましたのに」
 ころころと笑って、青海はイワンの手に自分の手を添えて撫でた。頬へ小さくキスを落として隣へ回ってきたイワンの顔色が悪いものではないのを見て、軽く息をつく。
「……行こうか」
「ええ。……ふふ、楽しみですわ」
 ドアを開けた途端、室内に侵入してきた冷たい空気に思わず二人で身を寄せてから、顔を見合わせて笑う。
「やっぱり寒いよ」
「早めに帰って来ましょうね」

 クリスマスマーケットに近づくにつれ、明るさと賑わいが増していく。浮かれたことがしてみたかったというだけあって、青海の足取りは軽く、弾むような靴音が上機嫌を奏でていた。
 会場の中心に向かって夜闇は薄れていき、かわりにマーケットに出店している飲食店から漂う香りが濃くなっていく。
「そういえば、青海さん……夕食は?」
「お昼が遅かったので、今はさほどお腹が空いていませんのよ。イワンさんは?」
「お客様が来ていたし、味見を少ししたくらいだね」
「どこかでちゃんと食べたほうがよろしいかしら」
「……いや、いろいろと美味いものを売っていそうだし、ここで少しずつ食べていこう」
「よろしいの?」
「こういう食べ方も……悪くはないでしょ」
 夜は長いから、おなかがすいたら食事を作ったっていい、とイワンが言えば、青海はぱちりと瞬きをしてからキュッとイワンの手を握って目を伏せた。
「そう、ね。夜は長いのですもの」
 色とりどりの光に紛れてわかりづらく頬を染める青海の手を静かに握り返して、イワンはゆったりと会場のフードコーナーへ足を進めた。

 それこそ味見をするように、二人で一つを分けたりしながら、ドイツソーセージやチュロス、シチューパンなどを食べてはあたりを見て歩き、一時間程が経った頃。それぞれホットチョコレートとグリューワインのマグカップで手を温めながら、ベンチに腰かけて電飾に輝くクリスマスツリーを眺めていた二人は、ふとお互いに目をやった。
「……見たかったものは、見れたかい」
「ええ、とってもきれい。……一番見たかったのは、イルミネーションに照らされたイワンさんでしたの」
 青海がス……と手を持ち上げて、イワンの髪にさらりと指を通す。カラフルな光を透かした白髪(はくはつ)をうっとりと見つめ、青海は満足げに笑った。
「……レディ、キミ、酔ってるね……?」
「あら、イワンさんこそ」
 お耳が赤くていらっしゃるわ、と前髪を払った先でじわ、と赤みがさしているイワンの耳を見てまた微笑む。
「オレが酔わないって、知ってるでしょ。寒いからだよ」
 イワンはじとり、と青海の手の中にあるグリューワインと自分の手の中にあるホットチョコレートを見比べてため息をつく。青海は加熱でアルコールが飛んでいるだろうといって選んでいたが、それなりに酒としての自我を残していたらしい。
「うふふ、たしかに酔っているかもしれませんわね。でもわたくし、ほんとのことしか言ってませんのよ」
「……それ、あとはオレがもらうから、これ以上酔わないで」
 青海の手からグリューワインを取り上げて、ホットチョコレートを代わりに持たせると、イワンは青海の肩を抱いた。くすくす、と笑う青海の頬に頬をすり寄せる。
「今度はオレのわがままを聞いてもらわなくちゃいけないんだから。……体が冷えてしまったから、帰ったら温めてくれるかい?」
「まあ大変、それじゃあ早く帰らないと」
 ぱちぱちと瞬きをして、青海は残っていたホットチョコレートを飲みきってしまおうとマグカップを傾ける。隣でイワンもグリューワインを片付けにかかり、湯気を嗅ぐだけよりはるかに強く香るスパイスと口当たりの良いオレンジの甘さに目を丸くした。
「これ、美味いね?」
「でしょう? つい進んでしまいましたのよ。こちらもコショウが効いていておいしいですわ」
 それこそもう少しアルコールを飛ばせば、お酒に弱い人や女性にも飲みやすそうな……と考え出したイワンの横で、青海は悠々とホットチョコレートを飲み進める。おいしいものに出会ったときのイワンを見ることもできて、彼女にしてみれば大満足のデートだった。
 彼にとってもそうであればいい、と青海が隣へ目をやると、冷たい外気の中で嗅ぐ香りと温かい室内で嗅ぐ香りの違いを計算していたイワンが、ふと青海へ視線をやり、それから片腕で閉じ込めるように青海を抱き寄せた。
「……なんて顔してるんだい、レディ」
「そんなにおかしな顔、してましたかしら。イワンさんとお出かけできてうれしいだけですわよ」
 それだけでそんなに夢心地な顔を、とは言わず、イワンはマグカップの底に残ったグリューワインを飲みきり、青海の手を引いて立ち上がった。
「マグカップは持ち帰れるのですって」
「持って帰っても、すぐには洗えないと思うよ」
「渋が付いたら、それはそれで、思い出ですわね」
「つけたままは良くないでしょ」
「じゃあ二人で洗いましょうね」
 手を引かれるまま立ち上がった青海が、歌うように言う。イワンの腕にわずかばかり体重を預けて歩く青海は、時折彼の顔を見上げては、んふふと笑っていた。

 二人が背にしたクリスマスマーケットの光と喧騒は瞬く間に遠くなり、キンと冴えた夜闇があたりを浸す。やがて絶えず笑っていた青海がふと顔を伏せたのを見たイワンは、少しばかり意地の悪い笑みを浮かべた。つないでいた手をひょいと持ち上げれば、つられたように顔を上げた青海の目元は真っ赤になっている。
「よ、酔っていましたのよ……」
「フフ、うん、そうだね」
 ワインを飲むどころか、今日イワンの前に現れてからずっと、青海にしては甘えた言動が目立っていたことを、イワンは黙っておくことにした。わざわざ恥をかかせるのは、紳士のすることではないので。かわりに、持ち上げたての指先とうっすら潤んだ目元にキスを落として、青海を抱きしめる。
「家まで……随分遠い気がするよ」
 青海の頬の熱に懐くように頬をすり寄せて呟くと、イワンはゆっくりとだが歩幅広く歩き出す。肩を抱かれて歩く青海の足音が、イワンのそれとテンポよく重なった。
「……寒いのなら、先にお風呂に入ります?」
「……のぼせちゃうよ」
「イワンさんが?」
「青海さんが」
 じゃれあうような問答で、青海が風呂よりも「先」にと望んでいるものを察して、イワンはクツクツと笑う。なんのことはない、欲張りな彼女は最初から、デートもそれも望んでイワンの腕に飛び込んできているのだ。
「今度は待たせないし、待たないよ」

咬傷

※もしイワンさんが青海を咬んでしまうことがあったらIF

「……ッあ、」
 出かかった苦鳴が、痛みで喉に詰まる。前腕へ深々と食い込んだ牙が、ゆっくりと傷を広げないように抜けていくのを、唇を噛んで堪えた。
 真っ青な顔をして口を閉じることもできずに震えているイワンさんの肩に、無事だった手を添える。動揺で呼吸が乱れているのか、涙こそ出ていないが嗚咽なのか、しゃくりあげるような振動をなだめるように背を撫でた。
 詰めていた息を細く吐き出して、大きく吸って、もう一度吐いて、なんとか落ち着いた声を出せるように力を抜く。
 咬傷から目をそらせずにいるのだろう、私と目が合わないイワンさんの目元を指の背でそっと拭った。のろのろと顔を上げたイワンさんに、だいじょうぶ、と伝える。まだ声はかすれていたけれど、ちゃんと聞こえたらしく、震えていた視線がやっと私の目に移った。
「……オレ、」
「大丈夫よ、イワンさん」
 ゆるゆると首を横に振るので、私の腕を支えてくれていたイワンさんの手の中で、手のひらをゆっくりと上に向ける。
「い、今動かしたら」
 制止を振り切って、彼の手に支えられたままで手を握って、開いて、と傷よりも先にある手を動かした。傷口からは動きに合わせて血が溢れたが、そんなことはどうでもよかった。
「ちゃんと動きますわ。だから、血が止まれば治ったようなものですのよ」
 だから、と手近な布を傷にかぶせて押さえ、笑って見せる。
「お口が苦いでしょう。イワンさんはまず、お口をゆすいでいらして? わたくしは傷を洗ってきますから」
 両手がふさがっているので、トン、と額をイワンさんの胸元にすり寄せた。ね、と見上げれば、おずおずとうなずいて、イワンさんが震える腕で抱きしめてくれる。
「……ごめん、早く、手当てをしよう」

 大まかな止血が済んでから、内出血を抑えるために、少しきつめに包帯を巻いてもらった。
 腕を下げていては血が下りてしまってよくないのでは、と三角巾まで用意してくれようとするのを、さすがに大げさよ、となだめる。かわりに、じんじんと熱を持ち始めた前腕を冷やす氷嚢をお願いした。ガーゼと包帯越しに、氷水の入った袋がひんやりと心地いい。
 ほ、と息をついたところで、所在なさげにたたずんでいるイワンさんを手招いて、隣に座ってもらう。
「イワンさん」
「……」
 なにか言いたげな口を、そっと手で覆う、久しぶりに見た仕草。無理もない、気を付けていたはずなのに私の腕に噛みついてしまって、さっきの今だ。いくら口をゆすいだといっても、血の味はそうすぐに忘れられるものではないだろうし、牙が肉に食い込む感触も残っているのだろう。もともと、彼はひとを傷つけまいと大きく口を開くことはないし、顔周りに触れることを許しもしない。私がイレギュラーなのだ。
「わたくしね、イワンさんのこと、今でもちっとも怖くないですわ」
 イワンさんが喋らないので、私が勝手に話す。隣で微動だにしない大きな体へ、そっともたれかかった。
「イワンさんがワニだということ、忘れたことはありませんわ。それでも、目の前のワニは、イワンさんですのよ。わたくしのことを一等大事にしてくださる、強くて立派な、すてきな殿方」
 ぐ、と隣の体がこわばるのを感じる。もしかしたら、皮肉にも聞こえるかもしれない。私がそんな意地悪を言う女ではないと、きっとわかってくれているけれど。
「イワンさんはきっと、今日のことを、我慢がきかなかったと思っているのかもしれないけれど……わたくしはそうは思っていませんのよ。本当に我慢なんかしないで噛みついたのだったら、今頃わたくしの手は、骨ごとなくなっていたでしょう」
 想像してしまったのか、もたれかかっていた肩が揺れる。すり、とこめかみで懐くようにすり寄って、そっと目を閉じた。 
「……わたくし、きっとどこかおかしいのね。普通なら、血が出るほど噛まれたらそれだけで恐ろしくてたまらないのでしょうけど。腱も神経も無事で、飲み込まれてもいないのだから、わたくしを大事にしてくれるイワンさんは、噛みついた瞬間にも確かにいたと思うから、ちっとも怖くないの」
 隣で大きく息を吸う音がして、それから、そっと肩を押されてまっすぐに座り直す。並んで座ると立っているときよりも高さに差を感じないお顔へ視線を向ければ、迷子みたいな顔をして、ほんの小さく口を開いた。
「……キミは、少し……もう少しでいいから、オレを警戒して」
「イヤ」
「……」
 必死で絞り出したのだろう言葉に即答すると、イワンさんは困ったようにまた口を閉じてしまった。
「わたくし、イワンさんと隙間なくくっついて一緒に過ごすのがなにより幸せですの。紙一枚だって間に挟みたくないし、触れる距離にいられないなんて耐えられませんわ。……でも、わたくしが傷つくと、イワンさんが苦しいのも、わかっているつもりですのよ」
 氷嚢から手を放して、無事な手でそっとイワンさんの手を取る。緊張のせいか、いつもより少しひんやりしているようだった。
「だからね、わたくし、強くなりますわ。どんなに鋭い牙でも、届く前にかわしてしまえば怪我なんかしませんもの」
 名案、とばかりに自信たっぷりに言い切れば、ずっとこわばっていたイワンさんの体から、少しだけ力が抜けた。
「レディ……キミって、ひとは」
 ぽつ、といつもよりもだいぶ小さな声で落ちてきた呟きは、呆れとも諦めともつかない色をしていたけれど、それでもどこか嬉しそうだ。私に取られたまま、力なく握られていた手が、やんわりながらしっかりと意思を持って私の手を握り返してくる。
「……オレも、キミと……一緒にいたい」
「わたくしを逃がそうとしたり、わたくしから離れようとしたり、しないでくださいまし」
「ごめん、……わかったよ」
 わがままばかり、ごめんなさいね、と言えば、キミのわがままはオレにやさしいものばかりだ、と返ってきた。私が傷つくところを見たくないだろうに、傷つけてでも離れないでと願うことが、やさしいだろうか。
 なんだかぼんやりと頭が重くて、ゆっくりと瞬きをして、またイワンさんにもたれかかる。今度は少し体を傾けて、柔らかく迎えてくれたイワンさんが、ごそりと身じろぎをした。
「……青海さん」
「はい」
「妙に手が温かいと思ったけど、キミ、」
 大きな手が伸びてきて、額と目元を覆う。ひんやりとして気持ちがいい。
「……熱が出てる」
「あら……」
「あら、じゃないでしょ」
 怪我をした場所が熱を持つのは、ままあること。怪我が原因で全身発熱したことも、今までになかったわけではない。そんなこともありますわね、と思ったけれど、イワンさんにしてみれば腕の怪我が全身に影響するほどの大ごとだと改めて突き付けられたようなものだから、焦るのも仕方のないことだろうか。
「ちゃんと休んだ方がいい」
 もたれかかっていた体をそのまま引き受けるように、背中と膝裏へ手を回して、イワンさんは軽々と私を抱き上げてしまう。怪我をした腕と氷嚢を抱え込むだけで、首に手を回すこともしないでいるのに、滑り落ちそうな気配すらない。ベッドへ行くのに歩くくらいできるはずだけれど、今はめいっぱいイワンさんに甘えてしまおうと思った。

 少し眠ればすぐに下がるだろうと思っていた熱は、結局夜半まで尾を引いた。
 イワンさんは本当にずっとそばにいてくれて、額に浮いた汗を拭ってくれたり、氷嚢を取り換えたりと、かいがいしく世話をしてくれている。壊れ物を扱うようにそっと触れてくる手が、熱を持った肌にはひんやりと心地よかったものだから、触れてくれるたびについ甘えてすり寄ってしまった。
 そうこうしているうちに二人で眠りに落ちて、翌日。
 熱が引いた後のスゥと冴えた頭で、ガーゼを交換しなくては、と思い至った。止血が済んだにしてもにじみ出るものはあるし、同じガーゼを当て続けているわけにもいかない。
 ……怪我くらいそれなりにしてきたから、今更自分の傷を見るのが怖いとは思わなかった。最初に見た傷の具合と痛み方で、ある程度は今どうなっているのか察しがつく。ただ、処置をするためにイワンさんの手を借りることになるのが、心苦しかった。腫れて変色した肌をどうこう思われる不安などではなく、直後に見るよりももっとひどい状況を突き付けてしまったら、きっと彼は心を痛めるだろうから。
 目を覚ました姿勢のまま、包帯越しの腕を眺めていると、隣で起き上がったイワンさんが私の髪を撫でた。
「……おはよう、青海さん」
「ええ、おはよう、イワンさん」
 いつも通りの朝の挨拶、額に落とされたキスに、忘れものよと私も起き上がって唇へキスを返す。
「傷は、痛むかい」
「思っていたよりはずいぶん楽ですわ」
 牙の抜き方とその後の処置がお上手でしたのね、と笑えば、イワンさんは困ったように笑って私の額に触れた。熱が引いていることにほっとした顔をして、寝乱れた髪を手で梳いて軽くまとめてくれる。
「……手当てをしようか」
 私は余程不安そうな顔をしたらしい。イワンさんは眉を下げて私を抱きしめた。
「準備が……できたら、すぐに戻るよ」
 そう言って寝室を出ていったイワンさんを見送って、軽く包帯の上から傷を撫でた。どうか、この傷が昨日以上にイワンさんを苦しめないように、と祈る。祈ったところでどうなるものでもないけれど。
 イワンさんは本当にすぐに戻ってきて、必要なものを使いやすいように広げると、一言断って包帯を解き始めた。重なっていたところを解き終わって、肌が見えてくると、一瞬手がこわばる。傷口からはかなり遠いところまで、肌が変色していた。
 動揺は一瞬で、手早く包帯を解き終わると、綿菓子や糸のような飴細工に触れるよりもなお慎重に、ガーゼを剥がしていく。
 予想していたよりも、少し、状態は悪かった。
 剥がしたガーゼに固まりかけの滲出液を持っていかれた傷口はまだ新しく、じくじくと膨らんでいる。前腕は全体的に腫れているし、青紫や赤の内出血でまだら模様になっていて、一目見て痛々しく悲惨なありさまだ。付け焼刃のお祈りはなんの役にも立たなかったらしい。
 イワンさんは、私の腕から目をそらさないまま、一つ深呼吸をして、そのまま処置を続けた。傷の周りを慎重に拭き清めて、新しいガーゼを乗せて固定し、痛みがないか様子を伺いながらくるくると包帯を巻きつけていく。その様子がまるで、息を止めたまま長い長い距離を泳ぎ切ろうと必死に水を掻く人のようで、見ればわかるほどに歯を食いしばっているものだから。
 気が付けば、わたしは処置が終わるまでを、息を止めたままじっと見ていた。
 巻き終えた包帯の端をしまい込んで、使った道具をてきぱきと片付けたイワンさんは、少し放心しているようだ。
 止めたままだった息が苦しくて、は、と大きく吸うと、音につられたのかイワンさんがこちらを見た。ベッドの端に腰かけていたのを、少し奥へ引っ込んで、イワンさんがベッドに乗れるようにスペースを作る。
 そうして、両腕を広げて「イワンさん」と呼ぶと、彼はふらふらとベッドへ膝をつき、私に抱き着いてきた。
「わたくしより痛そうなお顔なさってますわよ」
「……オレが、キミを傷つけたんだ、って、……こんなに、ひどく……」
 ぎゅう、と抱きしめる力が強くなる。怪我をしていない手で背中を撫でると、イワンさんは私の肩口に額を預けて、ぽつぽつと続けた。
「こんな、……強くて大きなワニに、なったと思ったのに……キミを守りたかったはずなのに、オレが、キミを……」
 じわり、じわり、服の肩が湿っていく。泣いているの、とは、聞かなかった。
 程度の話ではなく、私を傷つけた、という事実に苦しんでいるのがわかるから、口を挟まずに、ただ耳を傾ける。
「……ごめん」
「ええ」
「……ごめん、青海さん……」
 いつもの、包み込むような抱きしめ方とは少しだけ違った。あんなに器用な手先が、彼には細くて頼りないだろう背中へ不器用に縋ろうとするのを感じて、抱き返した手に力を込める。
「謝罪を受け入れますわ」
「うん、……うん……」
 服の湿り気はどんどん重く広がっていった。イワンさんは声を上げることもなくて、ほかに出口を見つけられない苦しみや悲しみが、すべて涙になっているかのようだ。私はただ、イワンさんの背中を、届く限りで撫で続けた。

 脱水が心配になるくらい泣いていたイワンさんは、いつの間にか泣き疲れて眠ってしまったらしい。すう、と健やかな寝息が時々しゃくりあげるように震えるほかは、平穏そのものだ。力の抜けた体は重く、私も安心したのか少し眠くなる。
 ゆっくりと体の向きを変えて、横並びになれるように一緒にベッドへ寝そべった。ほとんどは私の服が吸っていただろうけれど、それでもイワンさんの目元には涙の痕がある。乾ききってしまう前に指の背で拭って、顔にかかっていた前髪をよけて頭を撫でた。
 夜に眠って、さっき起きたばかりだ。イワンさんも私も、きっとすぐ目が覚める。おそらく喉が渇いているだろうけれど、飲み水を用意するのは起きてからのほうがいいのだろう。体勢を変える間も、イワンさんは私からちっとも離れようとはしなかったから、このまま一緒に二度寝をしてしまおう。

「おはよう、イワンさん。……ちゃんと目が開くかしら。氷嚢がもう一ついるかもしれませんわね」

UFO

 ある年の、雨期もそろそろ終わるころ。
 夜空を見上げていた白いワニは、月でも星でもない光を見た。
「あれは……なんだ?」
 ひとりごちると、隣に蔓を延べていた朝顔が揺れる。
 フラフラと不規則に動き回った光は、やがてワニの真上にぴたりと止まった。カ、とスポットライトのようにひときわ強い光が降り注ぎ、白いワニの鱗が輝く。
 おや、と思っているうちに、ワニは自分の体が浮き上がるのを感じた。
「待ってくれ、どこへ行くんだ」
 わたわた、と四肢を動かすが、ワニはみるみるうちに地面から離れ、光の柱の中を引き上げられていく。
 すると、朝顔の蔓がひょろりと持ち上がり、ワニの方へ伸びた。
「つかまってくれって? キミまで道連れに……」
 朝顔はワニの言葉など聞かない素振りで、さらに蔓を伸ばす。
「千切れてしまうかもしれないよ」
 ワニが言うと、朝顔は一瞬動きを止めて、それからぐっとワニが浮かぶより早く蔓の先を上に伸ばした。前脚でつかむような位置ではないことに戸惑ったワニが、蔓の先を見上げると、蔓はひゅるりとワニの口吻に巻き付いた。
 ――余計なことばかり言うお口は、ふさいであげましょうね。
 細く、すぐにでも千切れてしまいそうな朝顔の蔓のはずが、ワニはもうそれ以上口を開くことができなかった。クン、と上に向かって引っ張り上げる力と、朝顔が引きとめる力が拮抗して、ワニの動きが止まる。
 しばらくそうして引き合って、朝顔の根が土から引きずり出されそうになったころ。ワニが前脚を蔓に添えて、どうしたものか、いっそこのまま一緒に、と考え始めたところで、降り注ぐ光が弱まった。
 ゆっくりと地上に戻されたワニは、口に巻き付いた蔓をそのままに、さっきまで自分を連れ去ろうとしていた光をちらりと見上げる。それは先ほどと同じように、フラフラと不規則に動いて去っていった。
 蔓は一度だけぎゅっとワニの口吻を締め付けてから、するりとほどけてそっぽを向く。
「……怒っているのかい」
 ワニがそっぽを向いた朝顔を追いかけて、移動した。朝顔はそれでも意地を張って花(おもて)を伏せたが、ワニが鼻先で持ち上げるとくすくすと笑う。
「悪かったよ」
 ――あら、それはなにが?
「キミを置いていこうとしたこと」

6/24がUFO記念日だったそうなので。

春のワニと朝顔祭り

イワンさんも青海も寒いのが苦手ということで、季節が冬から春になるねという話からいろいろな創作セッションが生えています。めちゃくちゃ楽しい。お絵描きもすれば文も書く。

暦の話をするワニと朝顔 平穏ラブい話

「啓蟄、とは言っても、イワンさんにはまだ寒いかしら」
 ふと暦に目をやって言えば、彼は穏やかな目をぱちりと瞬いた。
「けいちつ?」
「そう。冬眠していた虫や動物が、春になって巣穴から出てくる頃をそう呼びますのよ」
 よく晴れた日のことで、窓辺に寄れば日差しが眩しいほど。真冬に降り注ぐ明るいけれど温度がない光とは違って、柔らかで地表の熱を呼び覚ますような暖かさがある。
「……それは、草が芽吹く頃、みたいなのはないのかい」
「あら、もしかしてご存知なのかしら」
「いや」
 昼にはきっと、外を歩くのも心地よい気温になるだろう。そんなことを思っていると、カーテンに添えていた手をそっととられる。
「変温動物が巣穴から出てくるよりも、草が芽を吹くほうが、景色は大きく変わるよね? ……なら、それにも、名前がついているんじゃないかい」
 ゆっくりとした動きで、背後から大きな体に包み込まれた。クスクスと笑うと、少しだけ強く抱きしめられる。
「啓蟄は、二十四節気という暦の中の一つ。それをもっと細かく分けた、七十二候という暦に、草木萌動……という時期がありますわ」
「そうもく、きざしうごく」
「草木が芽吹き始める。先ほどイワンさんがおっしゃったままですわね。……草木萌動、の次の時期が啓蟄ですのよ」
 フフ、とかすかに笑う気配がして、こめかみにキスが降ってきた。見上げれば、少しだけ困ったように眉を下げて、口角を緩めたイワンさんが、さらに目元にキスをくれる。
「じゃあ、キミがオレに……春が来たことを、教えてくれるってことだ」
「ふふ。暦は毎年のものですからね。お望みなら、何年でも」

青海が外出してる間に雷雨が来て:祭:になってしまうイワンさん※ここからセクシー

きちんと感あるきれいめコーデで、でも雷雨の後だから多分急いで(すぐシャワー浴びるなりしてイワンさんの腕の中に飛び込むつもりで)帰ってきて、服どころか靴も脱ぐ暇がない勢いでイワンさんに捕獲される青海……
というお話。そのうちがっつり書きたい話です。ごまかしようのないドエロR18になるけど、ど、どうやって載せようかな……(

一緒にいると常に距離が近い感じがする二人なんですけど、隙あらばキスしてハグしてイチャイチャしててほしい~~~~! という絵が2枚あります。時系列はバラバラ。二人ともいい大人で品のある振る舞いをするので、人目のある所ではやらないでしょうけど、人の見てないところで熱烈な感じになってるとわたくしが楽しいので……存分にいちゃついてほしい……。

あけましておめでとうございます!

旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

あけおめイラスト、かわいいの描けたと思うので見てほしいんですよ(直球)

昨年末ごろは結構アニメ塗りに寄っていっていたので、少し厚塗り風味な塗り方を試行錯誤しようとしてみました。目の描き方もちょっと変えてみています。

きれい、かわいい、あたりがきよみの絵だと思っていますが、そこを失くさずにキャッチ―でパッと目を引く絵が描けるようになりたいですね。

描きおさめ、といって3面図描いた後で落書き帳データ開けてペンを走らせていました。
おせちを詰め詰めする青海と、「これなに?」とおせちが気になるイワンさんです。

お料理のことになると興味津々のイワンさん、かわいいですよね……和気あいあいしてたらよりかわいいな~~とおもって描きました。

「味の濃いものが多いみたいだね」
「言われてみればそうですわねぇ」
「重たくならないかい?」
「家の酒飲みたちには好評ですのよ、これが……大人数で少しずつつまむ、というのもあって、さほど気にならないのかもしれないですけど。わたくしはお雑煮のほうが好きですわ」
「ナルホド。……おぞうに?」
「わたくしの地域だと、鶏と角餅が入った澄まし汁ですの。……お雑煮も作ってもよろしいかしら」
「もちろん」

イワンさんお誕生日おめでとう(文)

青海からイワンさんへの花束と、ニット帽をプレゼントする話。


 誕生日に花束を渡したときの彼の顔を、私は忘れないだろう。

 今までもぽつりぽつり、花言葉を添えてイワンさんに花を贈ったことはあった。ただ、それはどれも小さな花瓶に収まる一輪花などであって、両手で抱えるような——彼にとっては片腕で抱えられるサイズだったが、ともかく、そんな大きな花束は贈ったことがなかった。

「これ、オレに?」
「ええ、もちろん」

 少し驚いたように目を丸くして、それからイワンさんは、迷いなく花束を受け取ってくれた。彼の長い腕で抱えてもなお鼻先まで枝を伸ばす花に、顔を埋めるようにして、ふわりと目元が緩む。どこかくすぐったそうに眉を寄せて、腹を気にするように花束を抱えた手に力が入った。

 心の赴くまま、彼が生まれた日を祝うのにふさわしいと思った美しいものを、ひたすらに集めた。……こんなに、言ってしまえば衝動的に、考えなしに花を集めたことなどなかった。手当り次第と言おうにも、晩秋では通常手に当たりようもない春の花まで、伝手を辿って取り寄せたのだから、随分乱暴なことをしたような気もする。

 大きくて、重くて、散らかっていて、まるで私の気持ちそのもの。見て、触れてわかる形になった心は、言葉を知らないいきものの求愛めいている。

 気恥ずかしさに顔が焼けそうな気がしてきた頃、イワンさんが花に埋もれていたメッセージカードに目を向けた。

「……満たしてなお、あふれるほどの心を」

 彼の声で読み上げられたそれは、花束の題(タイトル)のようなもので。

 これかい、と花束を抱えた腕にかかっていたノウゼンカズラと藤の花を、わずかに持ち上げるのに頷く。

「“豊かな愛情”と、“決して離れない”だけは、きちんとお伝えしておきたくて」

 イワンさんは伏し目がちに、喜色を滲ませた唇で、抱えた花束へキスをした。他の花に紛れさせたサイン代わりの青い朝顔が、柔らかく愛でられている。

「あ。……」

 じと、と送った視線をわかっていて、彼はほんとうに嬉しそうに、優しく笑うのだ。

「ありがとう、青海さん。……オレがいちばん美しいと思う花を、抱きしめさせてくれるかい?」

 そう言って、メッセージカードを持ったままの手を広げるから。拗ねたフリを続けることもできないで、花束と一緒にイワンさんの腕の中へ納まった。

「……お誕生日、おめでとうございます。もうひとつプレゼントがあるの、受け取ってくださる?」
「キミ自身、とか?」
「それはとっくにイワンさんのですわよ。……毛糸の帽子を編みましたの。これから寒くなるだろうから、よかったら」

 ぎゅう、と背に回されていた手に力が入って、花束を包んだセロファンが鳴る。

「……誕生日、二年分かな」
「お花はわたくしの勝手、帽子はイワンさんがあったかくいられるように。毛糸なら、お花と違って消えものじゃありませんからね」

 イワンさんは、花束をどうにか保存できないのか、とそれはもう根気よく問い詰めてきたし、冬中ずっと、出かけるときには毛糸の帽子をかぶっていた。

イワンさんお誕生日おめでとう(遅刻)

平日仕事と生活だけで手いっぱいになってしまって遅刻しましたが、お誕生日イラストを描きました。イワンさんの柔らかい表情が見たかったんです……。

プレゼントがクソデカ花束な時点で(察し)かもしれませんが、朝顔を紛れ込ませたのと、青いお手紙と、青いリボンです。青海さぁ……(

イワンさんの目線がちゃんとお手紙に向くようにするの、楽しかったです。にがにがさんと作業通話してて、イワンさん描き上げたところで配信切ったのは、このあたりの仕込みのネタバレをしたくなかったからだったり。

花言葉も季節も気にしないでひたすら華やかなお花を集めてみたのですが、藤だけは花言葉から引っ張ってきて追加しています。
そのうちお手紙のこととかも込みで文章でなんか書きたいですね。

これは服の塗りを頑張ったから花束をどかしてしまったやつ。布なんもわからんと呻きながら描いたので、見てもらえたら嬉しい。

ハーレム(?)

吸血鬼に、マッドなナースに、サキュバス……と好き放題青海に着せて遊んだので、本当にその種族として生活している世界と混線してしまったIFでイワンさんにまとわりつく青海たちを描きました。

イワンさんを困らせにかかる青海というのも珍しいし、こうまで積極的にぺたぺた触れに行く青海というのも普段あんまりなさそう。
ひとりなんか色気のないのもいるけど。ナースはなんか、針入れやすそうな血管見つけてるっぽいですよね。刺した針で入れる薬が問題なんですけどね。

いつもの青海さんじゃないけど全部青海さんだしなぁと、拒む理由もないけどちょっと戸惑うイワンさん、かわいいと思います。

吸血鬼青海、シレッとイワンさんのお耳にちょっかい出してますのよね。
ヴァンパイアのイワンさんもお耳弱いのかしらね((

ハロウィンにかこつけて

まあきわどいの考えるのも楽しいんですよね、特にお相手がいるとね、うん。

衣装案考えてた時に、吸血鬼青海と、マッドなナースの青海と、サキュバスの青海と……といろんなのを出してみたけど、一番「描いた! 見てぇ!!」と3歳の絵描きとしてTLにお出しできそうな衣装だったのが吸血鬼でした。でも他も描きたくなったので描きました。

クリック/タップできわどい衣装の絵が出てきます きわどい話も出てきます

持ってる注射がどっちもすけべかつ過酷な効果しか出ないやつのナース青海と
純粋にすけべなことをしに来てるサキュバス青海と
吸血鬼青海は単純に血を吸いに来てるんだろうけど

全員でイワンさんにまとわりつきに行って好き放題してたら楽しそうだよね!
(イワンさんが)大変そうだけど!

Happy Halloween!!

フライングもいいところだけど、こういうのは気が付いたときにやっておかないと間に合わなくなりますのでね。

10月になるなり、シュリンピアで#シュリンピアハロウィン2024と題して背景を提供しました。背景ひとつ描いたら皆様のハロウィン作品を摂取できるだなんて最高すぎでは?(いつもノッてくださってありがとうございます)

言い出しっぺが作品作るより早く、背景を使った作品をアップしてくれるエビもいて、わたくしはホクホクしております。

というわけで、わたくしも青海に仮装をさせたのでこちらに……

作った背景素材を使ったほうと、お月様をバックにしたのと。どっちもお気に入りです。

ちなみに、枯れた白薔薇の花言葉は「生涯を誓う」だそうです。
愛を知った吸血鬼は薔薇の精気を吸うことで生きられる、みたいな話をどっかで聞いた気もします。ソースが見つからないですが。

:うふふ: