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きよみの書架
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イワンさんも青海も寒いのが苦手ということで、季節が冬から春になるねという話からいろいろな創作セッションが生えています。めちゃくちゃ楽しい。お絵描きもすれば文も書く。

「啓蟄、とは言っても、イワンさんにはまだ寒いかしら」
ふと暦に目をやって言えば、彼は穏やかな目をぱちりと瞬いた。
「けいちつ?」
「そう。冬眠していた虫や動物が、春になって巣穴から出てくる頃をそう呼びますのよ」
よく晴れた日のことで、窓辺に寄れば日差しが眩しいほど。真冬に降り注ぐ明るいけれど温度がない光とは違って、柔らかで地表の熱を呼び覚ますような暖かさがある。
「……それは、草が芽吹く頃、みたいなのはないのかい」
「あら、もしかしてご存知なのかしら」
「いや」
昼にはきっと、外を歩くのも心地よい気温になるだろう。そんなことを思っていると、カーテンに添えていた手をそっととられる。
「変温動物が巣穴から出てくるよりも、草が芽を吹くほうが、景色は大きく変わるよね? ……なら、それにも、名前がついているんじゃないかい」
ゆっくりとした動きで、背後から大きな体に包み込まれた。クスクスと笑うと、少しだけ強く抱きしめられる。
「啓蟄は、二十四節気という暦の中の一つ。それをもっと細かく分けた、七十二候という暦に、草木萌動……という時期がありますわ」
「そうもく、きざしうごく」
「草木が芽吹き始める。先ほどイワンさんがおっしゃったままですわね。……草木萌動、の次の時期が啓蟄ですのよ」
フフ、とかすかに笑う気配がして、こめかみにキスが降ってきた。見上げれば、少しだけ困ったように眉を下げて、口角を緩めたイワンさんが、さらに目元にキスをくれる。
「じゃあ、キミがオレに……春が来たことを、教えてくれるってことだ」
「ふふ。暦は毎年のものですからね。お望みなら、何年でも」


きちんと感あるきれいめコーデで、でも雷雨の後だから多分急いで(すぐシャワー浴びるなりしてイワンさんの腕の中に飛び込むつもりで)帰ってきて、服どころか靴も脱ぐ暇がない勢いでイワンさんに捕獲される青海……
というお話。そのうちがっつり書きたい話です。ごまかしようのないドエロR18になるけど、ど、どうやって載せようかな……(
一緒にいると常に距離が近い感じがする二人なんですけど、隙あらばキスしてハグしてイチャイチャしててほしい~~~~! という絵が2枚あります。時系列はバラバラ。二人ともいい大人で品のある振る舞いをするので、人目のある所ではやらないでしょうけど、人の見てないところで熱烈な感じになってるとわたくしが楽しいので……存分にいちゃついてほしい……。


などと供述しており

旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
あけおめイラスト、かわいいの描けたと思うので見てほしいんですよ(直球)
昨年末ごろは結構アニメ塗りに寄っていっていたので、少し厚塗り風味な塗り方を試行錯誤しようとしてみました。目の描き方もちょっと変えてみています。
きれい、かわいい、あたりがきよみの絵だと思っていますが、そこを失くさずにキャッチ―でパッと目を引く絵が描けるようになりたいですね。

描きおさめ、といって3面図描いた後で落書き帳データ開けてペンを走らせていました。
おせちを詰め詰めする青海と、「これなに?」とおせちが気になるイワンさんです。
お料理のことになると興味津々のイワンさん、かわいいですよね……和気あいあいしてたらよりかわいいな~~とおもって描きました。

「味の濃いものが多いみたいだね」
「言われてみればそうですわねぇ」
「重たくならないかい?」
「家の酒飲みたちには好評ですのよ、これが……大人数で少しずつつまむ、というのもあって、さほど気にならないのかもしれないですけど。わたくしはお雑煮のほうが好きですわ」
「ナルホド。……おぞうに?」
「わたくしの地域だと、鶏と角餅が入った澄まし汁ですの。……お雑煮も作ってもよろしいかしら」
「もちろん」
きよみです。年バレを気にしないスタイル。
シュリンピアのタイムラインでいつもお世話になっています。
なんだか最近お嬢様の皮がはがれてきていて恐縮です。
今年もアドカレを開催されるということで、なんにも考えずに枠を取りました。なに書こうかな、と考えてみたところ、今年っておそらく人生イチ経歴的に転げまわってたな……ということに思い至ったので、それについて書こうと思います。
前提なのですが、昨年夏に(それまでの職歴で初めて正社員で採ってくれた)会社を辞めています。
秘書兼DTPデザイナーということで採用された会社でしたが、なんかもう、一言で言うと「創業当初のモラル観のままなにかの間違いで令和まで生き残ってしまった会社」との倫理観の齟齬がキツすぎて……()
で、退職するなり職業訓練校に通い、3か月間WEBデザインの勉強をしました。HTML/CSSの基礎の基礎と、WordPressの操作がメインです。
ここで勉強したWordPressの知識を使って、このブログだったり、ポートフォリオサイトを作っています。
もともと、辞めた会社がWEBでの販促に力を入れたいと言い出して、なるほどチラシ以外にも仕事でデザインをやる場所ってもっと広く存在しているよな、と思っていました。
まあWEB販促やりたいと言い出したシャッチョがサポート企業の営業さんにわがまま言いすぎて頓挫して、そのまま話が立ち消えたのですが。
手を動かしてなにかを作ることを仕事にしたい、という気持ちもあって、バナーデザインやロゴデザインに手を出したのもこの時期です。
職業訓練のカリキュラムにFigmaの勉強をする時間もあったので、そこからデザインをかじり始めました。
秋に職業訓練校を修了して、さて仕事を探そう、となったはいいものの、WEBデザインの仕事で希望している条件の求人はなかなか見つからず。
ここで焦るとまたろくでもない会社に引っ掛かるから、とあえて焦らないようにと自分に言い聞かせることにしました。
職業訓練校に通っている間は失業給付で生活していたし、退職までにちょっとだけお金をためていたので、食べていく分には困らなかったというのがあります。
とはいえ、訓練校修了から半年もしたらさすがにギリギリになってきたので、ひとまず
という条件で、事務職の派遣求人をあさりました。
これまでの人生、絵も文も趣味でいい、仕事は食い扶持を稼げればそれでヨシ! ……というキャリアプランでいたので、それを継続した形です。
せっかく職業訓練校行っておいてこれかよ、とは思います。が、なにしろこれまで10年弱のキャリアがことごとく事務職だったので、経験者枠で採ってもらいやすいのは事実。
ひとまず生活費を工面するため、仕事内容よりも条件重視で応募した仕事でした。きよみはソトヅラヨシコさんなので、まんまと面接を突破してこの仕事に潜り込んだわけですが……。
面接2時間後に「採用で!」って連絡してくる会社が、まともだと思いますか?
まあ、条件的には悪くなかったんですよね。
お給料も悪くはない感じで、身体的にも毎日出社してくださいって言われるよりだいぶ楽でした。
問題は人間関係と、仕事内容です。
自分のこと仕事できるお嬢様だと思っていたのですけど、この職場で振られる仕事が、まあ覚えられないったら。
同時期に一緒に配属された他社の派遣さんはみんな、同じ企業の別支店とかでこの仕事を経験してた人たちでした。
この時点でもう、疎外感半端なくてですね。
グイグイ質問しに行けたらよかったんですけど、まーーびっくりするくらい同期(経験者)が先輩を雑談で独占してて、話しかけるスキがない。
そんならわからんところはあとでまとめて聞こう、ってもたもたやってたら、すごい暴言を吐かれまして。
稼働が出ない派遣は切られるんですよ! って。
そりゃそう。正しい。
わかんないところ聞きに行こうとしても、誰かと話してるし……って聞きに行けないほうが悪いんでしょう、多分。
話が途切れたスキに「あの、これって」って話かけるのは得意なんですけどね、本当に延々と話してるから私には無理でした。
そんなことやってるうちに、新人が入ってくるという話になり。
なぜか一番仕事ができないやつ(きよみ)が新人教育担当しろという話になり。
仕事できる人がどんどん新規開拓するから、できないやつはそれ以外のことやっとけよって理屈は、十分に理解できるんですけども。
ええ……? と困惑しているうちに、気がついたら朝ベッドから体を起こせなくなって、目を覚ましてから縦になるまで3時間かかるようになっていました。
結局、適応障害の診断が出て休職。
引継ぎもなにも、なーーんにも仕事を振られていなかったため、診断が下りたその日のうちに派遣担当に連絡して週明けから休みました。
で、休んでいる間に次の仕事を探しました。
「休めって言われてるんだから休んでおけばよかったな」と、今は思っています。1年以上勤続してないから失業給付受け取れないし、このままでは食うに困る……という判断でしたが、よく考えれば傷病手当もらうんだったらちゃんと休んで、回復するまで傷病手当金で生活すれば焦ることなかった。
もう事務で探すのはやめようと思って、未経験可のデザイナー職を中心に漁りました。
できれば在宅で……という条件で探していたのですが、未経験者を在宅で雇ってくれるところなんてそうそうないですよね、知ってた。
派遣会社の仕事探し担当さんが、こっちが送ったポートフォリオサイトを求人出してる企業に見せてなかったみたいで、書類落ちを10件以上繰り返しましたが、ようやく次の仕事が決まりました。
フル出社で、通勤1時間ちょっと、乗り換えアリ。
条件的にはしんどいところですが、職種はDTPデザイナーです。
illustratorやindesignを使って、冊子やチラシ、ポスターの紙面デザインをする仕事は、かなり楽しかったです。
特に、面接段階でポートフォリオサイトを見せていたため、絵が描ける人が来た、という期待がヒシヒシ感じられたのはちょっと気分がよくてですね……。
フリー素材の人物イラストをはめ込んだ時の違和感が、「この本の表紙用」として描いた絵なら出ないわけです。それができるんだよね? という感じで。描いて出した結果としては、それなりに期待に応えられていたようでした。
部署内の人たちはもしかして貝なのではないかと思うほど静かで、1社目とはまた別の話しかけづらさはあったものの、質問には答えてもらえます。でもなんだか遠慮されていて、あんまり仕事を振られませんでした(またかよ)
話が変わってきたのは、勤め始めて3週間目です。
派遣担当さんから、「派遣先から、社員になってほしいと言われている」と連絡がありました。
そこからが怒涛の要求で、まあ、すごかったです。
平日5日間、通勤ラッシュと退勤ラッシュにぶち当たる時間で満員電車に揺られる生活をしていて、それだけで目を回していたのに、社員になったら条件が悪化するんです。すごいですね。
社員登用意欲が高い企業さんで~とは聞いていたけど、1か月もしないうちに社員化の話してくると思わなかったし、もう少し余裕あると思ってたんですけども。
土曜出社があることも、給与がちょっと低めなことも、会社のHPに書いてあったので、先に調べなかったこっちが悪いのかもしれない。
結局、満員電車でメンタルが折れて過呼吸になりかけるなどしたため、これは根性でどうにかなるものではない、と結論付けて社員化をお断りしました。
だから休んどけって言ったのに……。
1年で2度も転職したうえ、2度も失職したお嬢様、爆誕です。
お断りします! って言ってから3日で最終出勤日とかいうスピード展開で、さすがに笑いを禁じえなかったわけですが。
ギリッギリ1、2か月はもつかな、という財政状況なので、また焦らずに仕事を探そう……と食っては寝ての生活をしています。
手を動かしてなにかを作る仕事で、なおかつ在宅でできて、もっと言うなら暇疲れしないけど忙殺されるほどじゃないくらいの仕事量が理想。
自分の技術で稼ぐことができたらいいよね、とSkebやSKIMAに手を出し始めたから、そのへんを継続できる感じだともっといいよね。
……なんて贅沢なこと考えてたら、ご縁あってお仕事を紹介していただけまして……ほんと、あの、にがにがさんに足向けて寝られないです、心の底から五体投地するしかない……。
頑張っただけお給料になるお仕事なので、ひとまず生活めちゃくちゃになっているのを直しつつ、降りてきたお仕事を見逃さないようにしていきたいところ。早く慣れて件数をこなしたい。
今年が波乱万丈にもほどがある1年だったので、来年は平穏であってくれ……という気持ちでいっぱいです。
とはいえ、後厄が控えてるんだよなぁ。
目標としては、できることを絞り込まず、やれること全部やってみようの姿勢を強く出していくこと。
趣味と仕事ではだいぶ違うと、この記事で書いてきたすべての仕事でしっかり思い知らされています。その違いを分かったうえで、それでも趣味で伸ばしてきた力を仕事にしたいと思って、事務の仕事に(あえてこの言い方をするけど)逃げるのをやめました。
こうなったら腹を括るしかないので、ちょくちょく曲がったりしつつ折れずに頑張っていこうと思います。
あの、
最後になんですけど
絵やロゴの作成(Skeb)、めっちゃ受け付けてます!!
本作るの手伝ってくれってお話も、相談受付中です!!
是非お声掛けください!!!!!!!!!!!(爆発音)
月イチのペースでにがにがさんとおデートに行っているのですが、今月も行ってきました。
今回は銀座のラ・ココリコさんへ。
毎度のことながら集合段階でドタバタしましたね。お店の予約時間一時間前に集合するはずが、電車の遅れで若干遅刻気味にお店に到着するなど。あわあわ歩いていたので、お店につく頃には二人してちょっと息が上がっていました。どっちもインドア派(柔らか表現)だからね……。
前菜がこちら。

ハムとキッシュ、ツナと白いんげんとパプリカのサラダ、ポテトサラダとレタスのサラダ。
レタスにかかっていた玉ねぎのドレッシングが、甘みがあって特に美味しかったです。
2皿目、キノコとサーモンのオイルパスタです。

しめじやマイタケ、エリンギなどのキノコの香りがとてもベネ。脂ののった鮭も大変おいしかったです。
3皿目、ロティサリーチキンです。

パリパリの皮としっとりジューシーなお肉……が、一人分あたり1/4羽! でかい!!
骨付きの鶏肉をめがっさたっぷりいただきました。なかなかナイフとフォークでしっかりきれいに食べきるのは難しかった……でもおいしかったです。
4皿目、デザートです。

イチゴのムースとティラミス! イチゴのムース、むっちりしっとりで生のイチゴの香りもしてめちゃくちゃおいしかったです。二人とも「ン!」ってなってました。

食後の紅茶も水色が美しくておいしかったです。ところで、ティーカップの持ち手に指突っ込まないで持ち上げるってめちゃくちゃ難しくないですか??(頑張った)
多分このティーカップはコーヒーカップと兼用なので、ちょっと厚みがあって重たいから余計に難しかったんかな……(
たっっっっぷり食べて、ちょっと日光に目を焼かれつつ近くのカラオケ屋さんに入りました。
タブレットとキーボード持って来てて、ネタ帳の電子ノートも抱えてきていたので、もうこのままイワンさんのお話の企画書つめちゃおうぜ! とカラオケルームを会議室にしました。
実際のとこどうなの、こういう方向とこういう方向ならどっち、とにがにがさんを問い詰め()たりのブレインストーミングしつつ、WordのA4で1ページだった企画書が3ページまで膨らみました。
めちゃくちゃ創作的に充実している。
そして創作の話をしながら、イワンさんの香り(イメージ香水)嗅がせてもらったり、早めの誕生日プレゼントをいただいたり、こちらからもクリスマスプレゼントをお渡ししたりもしました。



肩こりやばいってもがいてたらふわもふとろとろあったかネックウォーマー……しかもにがにがさんの文章作品まとめたご本に、おすすめされたんでそのうち買いに行くぞ~~と思ってたチョコまで! 嬉しいものしか入ってないのすごすぎる。今まだかみしめてます。
カラオケ屋さんを出てからは、なんだかんだ歩き回ったし、にがにがさんはコーヒー飲みすぎてしんどくなってたのもあって、静かな場所を探してぽつぽつお話をするなどしました。
にがにがさんは「きよみが退屈してないか」って気にしてらしたけど、私は結局のところ創作の話ができてればHappyなんですよね。おいしいもの食べるのも好きだし、なにか展示やきれいなものを見るのも好きなんだけど。
会って遊んで楽しいの、本当に貴重な友人です。いつもありがとね、にがにがさん。
平日も会社でお絵描きしてるんですけど、やっぱり自分の書きたいものを好きなだけ手をかけて描くのは楽しい。
メランさん描きたい! ってなって、そこから二日三日たってやっと描ける! ってなりました。ほんとは今日のうちにエアコンの掃除とかしておくべきだったかもしれないけど、お絵描きが先!!!!!!!! と暴れてしまった……。
それで描いたのが完全に犯罪の絵面なのがちょっとこう、メランさんにも申し訳ないんですけど……(
メランさんのこと、解像度上げてみたいのよねぇ。

色も顔もなくてもイワンさんとメランさんを見分けるすべを探ったりもしました。
意外とポイントある
にがにがさんが冥の誕生日に素敵なイラストをくださったので、それに乗っかる形で小話を書きました。
お誕生日、なにをあげよう、と散々考えていたのに、本人がちっともいつもと変わらないものだから、ニカは拍子抜けした。
「冥くん、これ、プレゼント」
「え、なんかあったけ今日」
変わらないどころか、誕生日自体を忘れていたらしい。
「誕生日? ……ああ、そういえばそうだ、俺秋生まれだったね」
「お誕生日聞いたら教えてくれたのに、なんで当日覚えてないの」
「あんま気にしないんだよ……日付だって、多分この辺って感じだし」
冥曰く、海で細かく日付を気にしているのは人間か、よほど神経質なやつくらい、とは言うものの。彼の様子を見るに、こんなにざっくりとしているのは冥くらいであるという可能性も十分に有り得そうだった。
「ね、これ開けてもいい?」
呆れ半分、ニカが「いいよ」と頷けば、冥は大きな手で包みを解いていく。ばりばりとラッピングを裂いてしまいそうなのを抑え込むように、ゆっくりとテープを剥がして紙を開けば、現れたのは鮮やかな青い毛糸地だった。
「お、きれい。ニカちゃんの目の色だ」
「……」
それを狙って選んだ色のはずなのに、見た途端に「きれい」と一緒に自分を連想されて、ニカは斜めに視線を落とす。ずるい、とつぶやいたのはしっかり聞こえていたらしく、しかし首を傾げるだけで冥は突っ込んでこなかった。
「おぉ……マフラー……」
やわらかな毛糸の感触を両手に捧げ持って、冥は緩む頬へマフラーを当てる。
「あったけ」
うっとりとマフラーに懐く冥に、ニカは少し頬を染めた。相手のことを考えて考えて選んだマフラーを、わかりやすく気に入っている様子が見られるのは気分の悪いものではない。
「もしかして、これニカちゃんの手編み?」
「違うよー! でもニカの想いが籠った特別なマフラーだよ! ……大事にしてね」
「そりゃもう。……陸の寒いの苦手って言ったの、覚えててくれたんだ」
「びっくりしたんだもん。氷水の中も平気で泳ぐのに!? って」
たたまれていたマフラーを広げて、冥はそれをニカに渡した。
「俺に一番似合う巻き方、教えてくれる?」
糸目をゆるりと薄く開いて、冥は笑う。ニカの手が届くようにぐいと腰をかがめ、早く、と促した。
どこへでも泳いでいってしまいそうなシャチを、捕まえておくための首輪を。わかっているのかいないのか、彼は持ち主自らの手でかけてほしいとねだる。
「ニカ、おしゃれな巻き方とかわかんないよ」
「いいの。ニカちゃんが巻いてくれたら、それが俺に一番似合うから」
青海からイワンさんへの花束と、ニット帽をプレゼントする話。
誕生日に花束を渡したときの彼の顔を、私は忘れないだろう。
今までもぽつりぽつり、花言葉を添えてイワンさんに花を贈ったことはあった。ただ、それはどれも小さな花瓶に収まる一輪花などであって、両手で抱えるような——彼にとっては片腕で抱えられるサイズだったが、ともかく、そんな大きな花束は贈ったことがなかった。
「これ、オレに?」
「ええ、もちろん」
少し驚いたように目を丸くして、それからイワンさんは、迷いなく花束を受け取ってくれた。彼の長い腕で抱えてもなお鼻先まで枝を伸ばす花に、顔を埋めるようにして、ふわりと目元が緩む。どこかくすぐったそうに眉を寄せて、腹を気にするように花束を抱えた手に力が入った。
心の赴くまま、彼が生まれた日を祝うのにふさわしいと思った美しいものを、ひたすらに集めた。……こんなに、言ってしまえば衝動的に、考えなしに花を集めたことなどなかった。手当り次第と言おうにも、晩秋では通常手に当たりようもない春の花まで、伝手を辿って取り寄せたのだから、随分乱暴なことをしたような気もする。
大きくて、重くて、散らかっていて、まるで私の気持ちそのもの。見て、触れてわかる形になった心は、言葉を知らないいきものの求愛めいている。
気恥ずかしさに顔が焼けそうな気がしてきた頃、イワンさんが花に埋もれていたメッセージカードに目を向けた。
「……満たしてなお、あふれるほどの心を」
彼の声で読み上げられたそれは、花束の題(タイトル)のようなもので。
これかい、と花束を抱えた腕にかかっていたノウゼンカズラと藤の花を、わずかに持ち上げるのに頷く。
「“豊かな愛情”と、“決して離れない”だけは、きちんとお伝えしておきたくて」
イワンさんは伏し目がちに、喜色を滲ませた唇で、抱えた花束へキスをした。他の花に紛れさせたサイン代わりの青い朝顔が、柔らかく愛でられている。
「あ。……」
じと、と送った視線をわかっていて、彼はほんとうに嬉しそうに、優しく笑うのだ。
「ありがとう、青海さん。……オレがいちばん美しいと思う花を、抱きしめさせてくれるかい?」
そう言って、メッセージカードを持ったままの手を広げるから。拗ねたフリを続けることもできないで、花束と一緒にイワンさんの腕の中へ納まった。
「……お誕生日、おめでとうございます。もうひとつプレゼントがあるの、受け取ってくださる?」
「キミ自身、とか?」
「それはとっくにイワンさんのですわよ。……毛糸の帽子を編みましたの。これから寒くなるだろうから、よかったら」
ぎゅう、と背に回されていた手に力が入って、花束を包んだセロファンが鳴る。
「……誕生日、二年分かな」
「お花はわたくしの勝手、帽子はイワンさんがあったかくいられるように。毛糸なら、お花と違って消えものじゃありませんからね」
イワンさんは、花束をどうにか保存できないのか、とそれはもう根気よく問い詰めてきたし、冬中ずっと、出かけるときには毛糸の帽子をかぶっていた。
平日仕事と生活だけで手いっぱいになってしまって遅刻しましたが、お誕生日イラストを描きました。イワンさんの柔らかい表情が見たかったんです……。
プレゼントがクソデカ花束な時点で(察し)かもしれませんが、朝顔を紛れ込ませたのと、青いお手紙と、青いリボンです。青海さぁ……(

イワンさんの目線がちゃんとお手紙に向くようにするの、楽しかったです。にがにがさんと作業通話してて、イワンさん描き上げたところで配信切ったのは、このあたりの仕込みのネタバレをしたくなかったからだったり。
花言葉も季節も気にしないでひたすら華やかなお花を集めてみたのですが、藤だけは花言葉から引っ張ってきて追加しています。
そのうちお手紙のこととかも込みで文章でなんか書きたいですね。

これは服の塗りを頑張ったから花束をどかしてしまったやつ。布なんもわからんと呻きながら描いたので、見てもらえたら嬉しい。
10月21日(月)、表題の通りすみだ水族館に行ってきました。
例のごとく、にがにがさんと一緒です。あのね、今回も仲良し自慢しかしないです。
もともと東京科学博物館へ行こうという話でお誘いをいただいていたのですが、当日朝に科博のホームページ確認したら月曜休館……!
延期か別のとこに行くか、と少しアワアワしました。しかし、せっかくお出かけの約束をしてそのつもりで浮かれ朝顔になっていたので、どこかしらには行きたい! と思って(
すみだ水族館どうでしょう、と言ってみたら、いずれ誘ってみたかった場所だと言っていただけてFOOOO! になってしまいました。趣味合うなぁ~~!
そうと決まったら、とネットでチケット取って、東京駅集合で家を出ました。
東京駅でかすぎて今回の集合もスムーズにはいきませんでした()
地上と地下があるの、罠すぎますわよ……。
丸の内線、半蔵門線を乗り継いでソラマチへ向かいます。
押上についてからすみだ水族館まで、ソラマチを横断することになるのでまあまあ歩くっていう。お出かけするといっぱい歩くねぇ……。
小笠原大水槽のめちゃくちゃでかいエイと、シロワニ(サメ)がたまらんかったです。
あと、動画の最初に映っていた白黒斑点の丸っこいおさかな、別の角度から水槽をのぞいたらめっちゃ寄ってきてファンサしてくれました。かわいい。
水族館内はフラッシュ撮影禁止、ということで写真を撮ること自体は可能でしたが、見るのに忙しくてお写真撮ってませんでした。お魚やクラゲ、美しいんですよ本当に。
こんなに!? ってくらい鮮やかな色や、いっそメタリックなくらいビカビカ光る鱗。分厚いガラス越しに、間近で見ることができたのはとても楽しかったです。お魚もクラゲも永遠に見てられるんですよねぇ……。
チンアナゴとかニシキアナゴの水槽、餌の時間直後だったらしく、みんなニョキニョキ出てきてました。スタッフさんが近くにいた小さき人に話しかけていたのを小耳に挟んだのですけど、ちょいレアだそうです。多分4時すぎくらい……?
ペンギンやオットセイを眺め、彼ら意外と声でかいな、となり、金魚をいっぱい眺め……と一通り見てまわって5時過ぎに水族館を出ました。
「5時過ぎですわね、日も落ちてますし」
「まだまだいっぱい遊べるってことぉ!?」
夜が本番ですのよねえ。
突発的に押上まで来たので、どこでご飯を食べるかとかは決めていませんでした。
しかしここはソラマチ。ごはんやさんは選ぶのに困るくらいたくさんあります。
その場でソラマチのサイト開いて、「アッここおいしそう」「いいねぇ!」でその日の食事を決めました。

洋食屋 銀座グリルカーディナルです。
夕食には少しだけ早めの時間に行ったからか、さほど混んではいませんでしたが、ま~~おいしいこと。少し値が張りますが、カーディナルプレートめちゃくちゃおすすめです。
割った瞬間に噴き出すような勢いで肉汁があふれるハンバーグ、ふわっふわトロトロのたまごをかぶったチキンライス、チキンライスにごろりと入ったしっとりチキン……デミグラスソースもめちゃくちゃおいしいし、エビフライもサックサクのプリプリです。とても大きなエビの身と、向かいで食べているにがにがさんにまで届くエビの香り。
一皿全部が美味しい。
ずっと「おいしい」しか言ってなかったし、かなり黙々と食べてしまいました。
にがにがさんも似たような感じでした。機会があればまた来たいところです。
めちゃくちゃお腹いっぱいになったので、デザートを追加注文をすることは断念。
これもまた食べてみたいです、銀色の器に盛られたバニラアイスやプリン、見るからにおいしそうでしたからね……。
お夕飯を食べても、まだ7時です。
全然まだ遊べる、ということで、食後に相談しました。同じくソラマチ7F にあるプラネタリウム天空へ行こうということになり、その場でwebチケットを購入。
9時からの最終上映、イタリア星空散歩を見ることにして、時間まではソラマチにたくさん入っている専門店を冷やかしていくことに。
自分だけのオリジナルブレンド塩を作れるお店の前を通ってね
「いろんな色の塩がある」
「違いのわからない女ゆえに入店する勇気がない……! イワンさん連れて来たい……来てくれここに……!」
「ンッフフ」
お塩屋さんとか簪屋さんとか、本当にいろんなお店がいっぱいありました。簪屋さん綺麗でしたよ~~全部手作りなんだそうです。天然石の揺れもの簪とか、天然ゆえの色の違いとかで「より推しカラーに近いものを選べる」っていうのはすごい売り文句でしたね。ちょっと心揺れました。

食品サンプル屋さん、見るだけで楽しかったです。写真撮影可のところだけ撮ってきましたが、エビのサンプルやお寿司のサンプルがめちゃくちゃかわいかったです。すごいリアル。
プラネタリウムは当然お写真撮るわけにもいかないですけど、すごく穏やかで楽しい内容でした。一個前に上映されていたらしいアラビアンナイトのやつで使われたアロマが残っていたのか、ドーム内がすごくいい香りです。イタリアから見る星空が日本から見えるものとあんまり変わらない話とか。ギリシア神話とローマ神話のつながりとか。津田健次郎さんの声でゆったり語られるお話、とても良い。
終わった後ショップでなにかお土産でも買おうかと思っていましたが、なんと最終上映の後だったため入り口にシャッター降りてました。残念……。
今回は上映終了時点で10時前になっていたため、ここからカフェに入っておしゃべり……というわけにはいきませんでした。
通話の時でも直接会っても、「じゃあね」を言うのが惜しいのは毎回変わりません。
にがにがさんと「また遊ぼうね、明日も通話しよう」と言って東京駅でお別れしたのですが……10月22日(火)、しっかり寝坊しました。誠に申し訳ない(私信)
タイムラインで目立って勢いよくのろけていたのはにがにがさんでした(自分がのろけてなかったとは言わない)が、わたくしもテンションが上がってしまって全然寝付けなかったんですよ(言い訳)
なんだかんだ近々でまたお会いする予定があるので、それを楽しみにしているところです。
吸血鬼に、マッドなナースに、サキュバス……と好き放題青海に着せて遊んだので、本当にその種族として生活している世界と混線してしまったIFでイワンさんにまとわりつく青海たちを描きました。
イワンさんを困らせにかかる青海というのも珍しいし、こうまで積極的にぺたぺた触れに行く青海というのも普段あんまりなさそう。
ひとりなんか色気のないのもいるけど。ナースはなんか、針入れやすそうな血管見つけてるっぽいですよね。刺した針で入れる薬が問題なんですけどね。
いつもの青海さんじゃないけど全部青海さんだしなぁと、拒む理由もないけどちょっと戸惑うイワンさん、かわいいと思います。
吸血鬼青海、シレッとイワンさんのお耳にちょっかい出してますのよね。
ヴァンパイアのイワンさんもお耳弱いのかしらね((
